環境アセスメント

工場建設や都市計画などの開発行為が、どの程度環境に影響を与えるがを事前に子知し、その結果を開発計画の中に盛りこんで選択の手がかりにしようというものです。マイナス面の評価、特に定量化できないものは判断が難しいために、アセスメントをやったということで開発の口実に使われる可能性が大く、環境設計もほぼじ意味に使われます。
環境影響調査とは工場を建設したり、道路を通すなどの開発行為を行なうに当って、これまでその行為が自然環境にどのような影警を与えるかという調査は、それまでは一部土木工事を除いて、ほとんどありませんでした。稀に調査されても公表されることはありませんでした。環境間題が重視されるようになって、これらの開発事業が環境にどのような影響を与えるかを調査し、公表する必要が叫ばれるようになりました。このためには過去の事例の徹底的な調査が必要となります。移動しない植物の調査や、騒音、排気ガスなどの物理・化学量の測定からはじまり、この点で尼崎市の住民運動が神戸地裁に訴えた仮処分申詣で、高速道路建設者に環境保全の義務があり、調査の結果、現在より環境が悪化すれば住民に環境を守るために行動する権利があるとした判決が、昭和48年5月に出されました。全国の各地で、部分的な環境影響調査は行なわれています。

家計と公害環境

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