公害防止産業

自然環境の浄化は70年代における最大の間題と言われました。特に生産活動から生じる産業公害、モータリゼーションに伴う排気ガス、都市生活から排出される粉塵や糞尿などが今日の環境を汚染している元凶でした。亜硫酸ガス対策としては重油の脱硫や高層煙突、排気ガス対策としてはアフターバーナーなど環境汚染防止機器が次々にと開発されました。しかしこのような装置はいうまでもなく、それ自体としては生産構設備ではなく、むしろコストアップにしかならす、十分な市場を見いだすことは困難でした。しかし環境汚染が進行するに伴い、それに対する規制や圧劣は各方面で強くなってきました。中には工場の立地や拡張ができなくなったりして、環境対策なくしては、生産活動自体に支障をさたすまでに互ってきていました。そこに初めて公害防止機器への需要が生みだされる基盤ができ、公害防正機器への需要は飛躍的な伸びを示し、成長産業の1つとして公害防止産業は期待されています。代表的な機器は、大気汚染防止として、重油脱硫装置、選塵機、排ガス処理装置、高層煙突など、水汚染防止として活性汚泥処理装置、イオン交換装置、油水分離装置、濾過装置など、廃棄物処理として焼却炉などがあげられます。

家計と公害環境

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