反公害の国際統一行動

国連人間環境会議は、造られた官製の会議で、公害の解決とはならず、市民団体が国際的に連帯してがけがえのない地球と生命を守ろうというストックホルムのバウアウグループなどスウェーデンの市民団体の呼びがけで、1972年6月4日が国際統一行動デーに指定され、市民集会やデモが開かれました。日本では東京、仙台、静岡、高知など、海外では数千人が集まったスウェーデンの市民集会のほかニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、アムステルダムなど東京では、東大の公害自主講座実行委員会、日高六郎前東大教授らの呼びがけで、かけがえのない地球を守ろう東京大会が開かれ、この悲惨な体験を、二度とこの地球上に繰返すなとの東京アピールを採択しました。
公害を規制するため国際的な統一基準づくりを計画していたのは国連、WHO、OECDなど数グループありましたが、国連、WHOは1972年のストックホルム会議で国際統一基準を設定することの必要性を設定を宣言していました。それより早く統一基準づくりを目指していたのがOECDで、各国でパラバラに設けていた視制基準を統一しようという計画でした。OECDが統一を急いだ埋由は、基準の甘い国から厳しい国へ公害の輸出が進む恐れがある。賃易上公正な国際競争をするためには各国が公害対策へさくコストを平準化すべきだなどでした。しがし実際には先進国のエゴイズムとして発展途上国がらの強い反発があり、統一基準作成の前途は明るくありませんでした。

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